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夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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ストックホルムに戻ってきてから、授業があるわけでもなく
論文を書く時間があるだけ。自分自身で時間を決めなきゃいけない
のはやることがたくさんあるよりも難しいです。
でも、自由な時間も自分で決められるから
今まで気になってたけど、行けてなかった場所に行ってきました。




Görvälns griftegårdと呼ばれる場所。簡単にいえばお墓です。
スウェーデンのランドスケープのおいて重要な人の作品でもあるから
きっと、これも何か論文の役に立つハズ。

一人で行く冬のお墓はなかなかなものだけど・・・
スウェーデンのは日本のとは違ってもっと公園の要素があります。
散歩をしている人にも何人か会いました。

 


入口から丘に向かって細い道が針葉樹の間を通っていて
抜けると、ここのデザインのメイン、水の流れの始点があります。
と言っても冬なので水は流れてなかったのですが。
でもクリスマス飾りの残りのようなものが、凍っててキレイ。


 

この水の流れに沿って下りていくとだんだん視界が開けて
最終的に大きな水たまりにでます。
ここまでくるとまっ平らな草原と森が一面に広がって
しかもこの日は晴れていたのでとっても気持ちがいい!




丘の麓、平原が始まり水が辿り着く場所に教会と鐘台があります。
シンプルで周囲と比べると小さく感じる建物が、景色に溶け込んでて
とても神聖な雰囲気でした。特に冬だし静かで荘厳な感じ。


 

墓石も森の中にあったり、この開けてる草原にあったり。
森の中のは木に囲まれて閉じられていて
草原にあるのは外に、空に向かって開けてて、
ま逆だけどどちらも良い場所でした。

何と言っても空間にゆとりがあって、壮大な場所。
日本ではこういうお墓は無理なんだろうなー。
天気も良くて、お墓に行ったのに気分の良い一日でした。
旅の最終地点はスウェーデンの南の町、マルメ。
今回が三度目だけど、友だちが住んでいるから寄ることに。
たぶん、一年ぶりの再会で会うのは4度目?とかだけど
とーっても楽しくて、お互いスウェーデンに暮らす上で
感じてることとかを思う存分話してました。スッキリ。



そしてせっかくマルメに来たので、調べてて気になってた
マイナーな場所に行くことに。

まずRosengårdという郊外の住宅地。

 

ストックホルムにもこういう場所があるのだけど
いわゆる移民街と言われる場所です。
スウェーデン人っぽい人はいなくて、アジア人もいなくて
とても居心地の悪い場所。なのでそそくさと帰ってきました。
でもこういう場所って日本にはないと思うし、
スウェーデンでも問題になっている場所だし、
行ってみて損はなかったと思います。でも、もう行きたくないかな。



そのあとはスウェーデンの有名なランドスケープアーキテクトの作品が
マルメの新興住宅地にあると聞いたので行ってみることに。
さっきとのギャップが激しいほどに新しくて、キレイな場所です。

Dania parkと呼ばれるこの公園は住宅地の中の
海岸沿いに作られています。

  

でもこのベンチの配置とか、ものすごく太陽に向かってて
夏になったらみんなここで日向ぼっこしてるんだろうな。
でもこの日は誰もいません。寒かったし、風が強いし・・・。


 

そして海に向かって公園全体が開けてて、
遠くにデンマークに渡る橋が見えます。

スウェーデンの公園にしてはデザインされてる感じがするけど
やっぱり自然の要素をめいっぱい取り入れてて、太陽とか海とか。
スウェーデン人ならこうやって公園で時間を過ごすのだろう
というのが容易に想像できました。
そしてこれがスウェーデンのランドスケープなのかとも。
ようやくスウェーデンのランドスケープについて
調べてみようかと思うきっかけになりました。

さらに北上してデンマークへ。
今まではコペンハーゲンにしか行ったことがなかったので
今回は西側にある、オーフスとオールボーという町へ行きました。

驚くべきはどこまでも続く平原。地平線。
農耕文化というのはこういうことなのか、と。
スウェーデンでは結構自然のままの自然が多いのだけど
ここはもっと開拓された、人の手の入った自然が続いてました。

 


私の知人は駅から車で15分ほどの海岸沿いに家があります。
左の写真は家から歩いて3分。窓からこの景色が見えるくらい。

そのあと車で反対側の西海岸?イギリスに続く海の方へドライブ。
第二次世界大戦時にはヒトラーがイギリスから兵隊が
せめてくるのではないかとここに見張り台を造ったらしいです。
写真に見えるコンクリートのがその残り。
こういう話を聞くと、歴史は実際に起こったことなんだと実感。




最後に今開発中のエリアへ。ここは埋め立て中なんだそうです。
なんというか、東京湾を思い出させる感じ。
人間はどこに行っても同じようなことを考えてするようです。
あと数年後にここも大住宅地になるらしいです。




次に到着したのはさらに北のオールボーと言う町。
でもここでの目的は時間もないし知人に会うこと。
なので町を散策したりはしなかったけど・・・・
この80歳を過ぎたおばあちゃんの住んでいる家はすごかった!


  


授業でも習ったゲートの中の住宅地。
入るのにゲートを開ける必要があるんです。安全のため。
中に入ると完璧にデザインされた住宅が・・・すごい。



そして大きな窓とバルコニーからの景色は、圧巻。

 

一日中、この窓に向って座ってても飽きないくらい。
きれいな眺めでした。遠くに海が見えるし、夕日も見えるし。
贅沢な場所です。


新たなデンマークの一面が見れておもしろかったです。
北欧と言ってもやっぱりそれぞれ特徴が違うことに
今更ながら気が付きました。

スイスを出て次はドイツに向かいました。


まずはフランクフルト。

 

この街の印象は新しいものと古いものが混ざってるということ。
チューリッヒよりももっとその対比を感じました。
そしてなんといっても久しぶりに高いビルを見た!
高層ビルってこれくらいの高さだったなーなんて思ったり。



その一方で古い建物が残されているエリアもあって。
観光客ばかりでしたが、こういう場所を残すのは大切。


次はブレーメンの音楽隊で有名なプレーメンへ。

 

街並みが世界遺産に登録されているだけあって
駅から少し歩くと全体的にカワイイ雰囲気の場所に。
広場がこういう昔ながらの建物に囲まれてる空間は
ヨーロッパっぽくて、今更だけど遠くに来たなと思ってしまいます。



忘れちゃいけない、ブレーメンの音楽隊の像。
常に人が並んで一緒に写真を撮ったり触ったり。
私もまぎれてロバの鼻を触ってきました。
神社にある牛とか触るといいことある!みたいな感覚かな。


ドイツはどの町も人が多くて活気があって
ソーセージが売ってて、パンがおいしくて
街歩きをするには楽しい場所です。
まだまだ行ってない都市があるのでまたドイツにも来たいです。

今回はスイスの都市もいくつか回りました。
まずはルツェンと呼ばれる橋で有名な町。

 

観光地化されてたけど、これくらいの大きさの町って好きです。
古い建物が残ってて、しかも壁のペイントとか
町の広場の時計とかサインとかちょっとしたところがカワイイ。
ヨーロッパって感じがしました。


それからもちろんチューリッヒ。

 

ビジネス街だしモダンな街だからあんまりおもしろくないと
言われてたけれど、想像してたよりモダンではなく(失礼?)
古い部分と新しい部分、そして川沿いと教会などなど
見どころはたくさんあって時間が足りないと感じたくらい。
古い石畳にトラムが走ってたり、新旧が入り混ざった感じが
これまたヨーロッパっぽくて好きです。


  

それとマイナーな場所だけど、授業でちらっと紹介された
チューリッヒの近くにあるMFO Parkにも連れて行ってもらいました。
工場跡地の骨組に植物を絡ませて垂直な公園を作ったそうです。
何と言っても冬だからその良さは半減だけど・・・
それでも面白い場所でした。
数年後の夏に来たらもっと気持ちいいだろうな。


そして夏にも訪れた首都のベルン。

 

同じ場所だけど季節によって雰囲気は違うし、雪が少し残ってたり
クリスマスの飾りがまだ残ってたりで、楽しかったです。
やっぱりこの街のこの独特の雰囲気、好きです。


さいごに大晦日。電車に乗ってスイスの東の方角へ。


 

これはこの地方の伝統で、大みそかの日にわけのわからない格好をした
人たちが農家や特別な家を回ってヨーデルみたいな歌を歌って
来年の豊作か何かを祈るそうです。
日本の獅子舞みたいな感じかなと勝手に想像してました。
レストランに入っても、突然歌いだすグループがいたり。
とても不思議な儀式でした。


スイスは小さい国だと思ってたけど、町によって建物も違うし
雰囲気、特色も違うし、言葉も違ったり、おもしろかったです。
でもどこに行ってもちゃんと整備されてて、安心して
町を歩ける雰囲気は居心地がいい。やっぱ、スイスは素敵な国です!
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プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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