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夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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真夜中のベルリンを出発して、私以外たぶん全員
ポーランド人と思われる、英語のアナウンスのない
不安な夜行バスに乗り、研修旅行を離れ
友だちの待つGdanskというポーランドの町へ。
迎えに来てくれた友だちを見た瞬間、すでに
泣きそうになってました。無事に到着してよかった…。


そして、その日の午後から結婚式です。
教会では挙げたくないと言う友だちの意思により
公共の施設の中での式でした。




役所の人が来て、誓いの言葉を交わし、指輪の交換。
これは30分もかからずに終了。そして目指すはパーティ会場。
ポーランドの結婚式のパーティは盛大だという話は
聞いていました。でも本当にすごかった。。。





まず行ったのがキャンプ場の様な場所。
グループでコテージを借りてくれていて
パーティは二日に渡って行われます。

  

ユーモアに富んだ友だちなので、面白いパーティでした。
二人でいろんな音楽を混ぜたダンスを披露して、
途中でゲームがあったり、でも基本は音楽が一晩中
流れ、お酒(メインはウォッカ)食べモノが
次から次から出てきます。みんなもう、酔っ払って
老いも若きも一晩中、踊り続ける、そんな感じ。
そしてアジア女子は私たちだけで、たぶんアジアンな
女の子と話したことない人がほとんどで、
とりあえず、英語が話せなくても私たちと
積極的に関わろうとしてくれます。何度もダンスに誘われて
私も訳もわからず、誘われるがまま踊りました…。

こんなにモテた時間は今までの人生になかったのでは
というくらい。大事なモテ期をまた一つ使ってしまった様な…。
そしてやっぱり誘ってくれる方々の平均年齢は
ずいぶん高いのですが…。おじさん、、、おじいさん?かな。


土曜日だったのですが、パーティは結局朝の5時くらいまでは続き
コテージに戻ったのはもう明るくなり始めそうな時間。
でも次の日の日曜日、12時頃からまたみんなで集まります。
もうお酒は飲まないだろうと思いきや、行ったら
朝からみんなウォッカで乾杯・・・。すごいです。ポーランド人。


 

またゲームなんかもあり、これはハートの熱気球を空に
飛ばしている時のもの。小学生の理科の時間、みたい。


 

そして前日の料理もたーくさん余っていて、たくさん食べました。
不思議な料理もあり、でも魚も肉も何でもありで、美味しかった!





最後に私たちからのアルバムのプレゼントを渡しました。
海外に住むと友だちの入れ替わりが激しく、今までに
出会ったたくさんの友だちはもう、ここにいないことがほとんど。
その友だちに声をかけてメッセージを書いてもらい
アルバムにしたのが私たちのアイディア。喜んでもらえたみたい。


ほとんどの人が家に帰った日曜日も私たちは残り
次の日の月曜日にストックホルムに戻りました。
素敵な結婚式で、出席できたことが本当に嬉しかったです。
高校から付き合っているという二人。
もう二人でいることが当たり前すぎるような感じ。
羨ましいカップル。そしてそんな素敵な二人とは
いつまでも友だちでいたいなぁと改めて思いました。

二日目は、朝から自転車ツアーです。
でも確かにベルリンは平地が多いので歩くより
自転車の方が楽だったかもしれません。
お天気がよかったのも何より。


まず初めに着いたのが、壁の跡をグラフィックの
キャンパスとして使用しているEast side parkという場所。
数メートルに及んでグラフィックが続いているのは圧巻。
自転車で脇を通り抜けたけど、終わりに着くまで
しばらく時間がかかりました。迫力、見ごたえあり。

 




次に向かったのは以前は東と西の境目に位置し、堀に囲まれた島を
統一後、公園としてデザインしなおした場所。
細長い特徴的な地形の中に遊び場が盛沢山。
スケボー用のぼこぼこしたエリア(写真左)や
虫をモチーフにした砂場(真ん中)球技スペースも各種あり
いろんな遊びができそうな、面白い場所でした。


  



目的地に向かう途中に通過したのが、飛行場跡地。
これから公園としてデザインされるらしい場所を
すでに開放していました。さすが元飛行場で、広い!
ここを自転車で爆走するのは気持ちがよかったです。
滑走路を自転車で走るなんて…本当、飛んで行けそうな気分。
それにしてもこんなにだだっ広いスペースが
中心地の近くに残っているなんて、驚きました。

 




次は元車両基地が緑地確保のためのバードウォッチング公園へと
デザインされなおした場所。ここは今回の旅行の中で
一番感動した場所です。このような今は使われなくなった場所を
住宅や商業目的ではなく、あまりお金にはならない、緑地として
開発しなおそうとしたというのもすごい。そして後々、
人の手によって作られたにしては、とても豊かな緑地。


 


さりげなく、でも各所に車両基地だった面影を残し
でも今は自然、緑の方が優位に立っている。不思議な空間。
人類が滅びることになったら、数年後、こんな感じになるのかな
なんて考えてしまいました。やっぱり自然の力はすごい。
ベルリンにいるのを忘れてしまいそうな空間でした。

  





他にもこまごまとしたプロジェクトを見て回りました。
ベルリンは大きい都市だけあって、見るものもたくさん。
でもやっぱり、この街は歴史から逃れることはできなくて
何をみても、壁のこと、戦争の事を考えさせられる気がしました。
スウェーデンでは感じられないもの。勉強になりました。


研修旅行は日曜日まで続くのですが、この後、
私は夜行バスに乗ってポーランドへ
友だちの結婚式に出席するために向かうのでした。。。
すでに旅行から一カ月程経ちそうですが…
水曜日の仕事後に飛行機に乗り、ベルリンへ。
初日の午前中はフリーだったので
私は一人でいくつかプロジェクトを見に行きました。

まずはInvalidenpark。

 

ここは東と西が統一されて
初めての共通の広場として再デザインされた場所らしいです。
とりあえず、ベルリンのランドスケープは
壁を意識せずにはいられない、と言う感じ。
ストックホルムにいると、そういった歴史を
思い出させるようなものはほとんどなく
(しばらく戦争していないため)考えさせられます。
これも、そういう意図があるのかな、と。

午後は自転車を借りて、みんなでガイド付きの
ベルリン市内観光。歴史的な場所を中心に
ランドスケープ見学もちょこちょこ入ってきます。

  

ガイドツアーは一般向けのために歴史的な場所が中心。
これは壁の跡。と、壁が立っていた場所を示す舗装。
この壁跡の舗装はベルリン市内を巡っています。
自転車で走っていると、急に現れたりして。
これが舗装だけじゃなく、壁だったらどれ程の威圧感か…。
でも、いいデザインだと思いました。


 

これは前々から写真を見て行きたいと思っていた広場。
この巨大シーソー、昔は使われていたみたいだけど
今は問題があったのが使用禁止。固定されていました。
そして写真で見た時よりも、いまいちな感じ。残念。


  

その近くにあるのが噂のソニーセンター。
ベルリンに来たら、ここは外せないという場所でしょう。
久々にこういう固い感じのデザインに触れた気がしました。
都会に来たなーと。ちょっと冷たい印象。


 


そして最後に訪れたのがとてもマイナーなオフィスの中の
セミパブリックな空間。このビルの使用者がタバコ休憩で
出てくると言う場所かな。でも塗ってあるだけだけど
高級感があって、特別な空間を作っていて、おもしろかった。
そして、思い思いに動く同僚たち・・・。




夜は暗くなってから、ユダヤ人への追悼記念碑のホロコーストへ。
さすがに、人気があまりなく怖かったです。でもだから
いろんなものを感じてしまう気がしました。何か書いてあるわけ
でもないけど、訴えるものが大きい、そんな感じ。
でも奥にはいかず、すぐにホテルに引き返しました。

一日目からしてかなり詰まった日程です。
二日目はさらに朝から夜まで自転車ツアー。
がっつり見てきましたよ。





気がついたら、終わっていた。そんな感じです。
会社の研修旅行があって、友だちの結婚式があって
日本から友だちが遊びに来てくれ
イベントのプレゼンの用意をしていたら
いつの間にか10月になっていました。
そして結局思うのは、自分は忙しくしている方が
好きなんだろうな、ということ。充実感がある。

そして、こんなにプライベートで忙しくして
いられるのは仕事が忙しくないから、いいのか悪いのか。
とりあえず、今はいろんなことやっていこうと
思いました。まだまだ、できることから。
そしたらきっと先に繋がって行くはず。

9月の写真、また後日アップします。
ベルリンの研修旅行は、いつもながら濃い時間でした。

とりあえず、しばし休憩。




いろいろとアップしたい写真はあるのですが
慌ただしく時間が過ぎて行っています。なんでだろ。


とりあえず、今、また関わっているのが
6月にやったチャリティイベントの第二弾。
今回は寄付金集めを目標に、今の日本の状況の話を
頑張っているNPOやボランティアのことを中心に、
あまり暗くならないトーンで楽しいイベントを
混ぜつつ、という方向で考えています。


http://kizuna-sthlm.tumblr.com/


半年以上過ぎて、どのくらいの人が興味を持ってくれるか
スウェーデン人がはたしてどのくらい集まるか
日本に送れる程、寄付金が集まるのか、等々
不安要素は結構あるのですが、まぁ、やってみよう
というくらいの気持ちです。
知り合いがストックホルムにいる方はぜひ、宣伝お願いします!
どうなるかなー。

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プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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