夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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前回の続き。
スウェーデンの公園のもう一つの特徴に文化的価値の高い彫刻が
配置されていたり屋外劇場があったりするところが多い
というのがあります。これもこのfunctionalismの時期に
考えだされたようです。これはスウェーデンの平等、民主主義精神から
くるのですが、すべての人が文化に平等に触れる機会を
持つことができるようにと言う意味があるらしいです。
ストックホルムの劇場はいまだに夏になると無料で
歌、演劇、サーカスのようなものをやっていて賑わっています。
私も違う場所だったけど行ったことがあります。
それと住宅地の近くにあるということから子どもの遊び場も
付随していることが多いです。写真の手前の円形は夏になると
子ども用のプールになります。湖で泳ぐにはまだ小さい子は
きっとここで遊ぶのでしょう。
さらにこの芝生も、お年寄りから若者、小さい子どもが
同時にそれぞれの時間を過ごすことができるようにという理由から
これだけの広さが保たれています。これだけ広ければ衝突する
こともないのだろうという配慮。こういったさまざまな機能を
備えているからfunctionalism、機能主義となるそうです。
最近、本を読んで、今まで自分がスウェーデンのランドスケープに
対して感じていたことが、そうなるように意識して作られていた
と知って、とても納得がいきました。
そして今さらだけど、勉強するって大切だなとも。
まだまだ行かなければいけない場所はたくさんあるので、
また報告します。晴れの日が続いてくれればいいのだけど。
スウェーデンの公園のもう一つの特徴に文化的価値の高い彫刻が
配置されていたり屋外劇場があったりするところが多い
というのがあります。これもこのfunctionalismの時期に
考えだされたようです。これはスウェーデンの平等、民主主義精神から
くるのですが、すべての人が文化に平等に触れる機会を
持つことができるようにと言う意味があるらしいです。
ストックホルムの劇場はいまだに夏になると無料で
歌、演劇、サーカスのようなものをやっていて賑わっています。
私も違う場所だったけど行ったことがあります。
それと住宅地の近くにあるということから子どもの遊び場も
付随していることが多いです。写真の手前の円形は夏になると
子ども用のプールになります。湖で泳ぐにはまだ小さい子は
きっとここで遊ぶのでしょう。
さらにこの芝生も、お年寄りから若者、小さい子どもが
同時にそれぞれの時間を過ごすことができるようにという理由から
これだけの広さが保たれています。これだけ広ければ衝突する
こともないのだろうという配慮。こういったさまざまな機能を
備えているからfunctionalism、機能主義となるそうです。
最近、本を読んで、今まで自分がスウェーデンのランドスケープに
対して感じていたことが、そうなるように意識して作られていた
と知って、とても納得がいきました。
そして今さらだけど、勉強するって大切だなとも。
まだまだ行かなければいけない場所はたくさんあるので、
また報告します。晴れの日が続いてくれればいいのだけど。
今回は論文で調べていることを少しまじめに報告したいと思います。
スウェーデンのランドスケープについて。
今でもスウェーデンのランドスケープはfunctionalism
(日本語だと機能主義)が流行った時に作られたものに
強く影響されています。これはランドスケープだけではなく、
他のデザインにも言えること。シンプルだけど機能的で、
使用されることを目的に作られているというのは
スウェーデンデザインの特徴の一つだと思います。
ランドスケープでこのfunctionalismが流行り出したのは
1930年代の話。それまではいわゆるヨーロッパの伝統的な
フランス式庭園とか、イギリス式の庭園が主流だったよう。
でもこれに反発して、もっと地域に根差し、現存する自然を生かし、
そこの需要にあった公園、緑地が考えだされていったのが
この流れの始まりでした。
その時に作られ、最高傑作だと今でも言われ、
多くのストックホルムの人々に利用され、好まれているのが
Norr Malarstrand と呼ばれるクングスホルメン地区の
湖沿いの遊歩道とそれに繋がる公園です。
今日はそこに行ってきました。
スウェーデンのランドスケープアーキテクチャーの特徴
と言われて思いつくのはとても“自然”であるということ。
私が日本で習ったような、形、デザインにこだわるのではなく、
より自然に近づくことが最も重要視されているように思います。
そしていかに利用者がその自然の恵みを享受できるかが
空間をデザインする上で最も重要な気がします。
写真のように湖に突き出たデッキはスウェーデンで
よく見られるデザインの要素。そして夏はよく利用されています。
そうなると、植物の配置とか、ディテイルのデザインとか、
視線操作とかそんなことはどうでもいいんです。
いかにたくさん太陽の光を浴びられるかがここでは大切なのです。
このNorr Malarstrandもまさにそういった場所でした。
そして久々の晴れということもあってか、気温は結構低かったのに
たくさんの人が散歩をしていました。これもスウェーデンでは
とても重要。家族と友だちと好きな人と太陽の下で
自然の中を散歩する、これが結局一番の時間の過ごし方のよう。
そしてそんな国民の中ではランドスケープもそうあるべきなんだ
と思います。だからこの遊歩道も大してデザインされていない
ように見えるけど、自然に人々が利用できるように考えられて、
デザインされているのです。
でも確かに歩いているとどんどん変わる湖の景色と
自然の中にいるような雰囲気はとても気持ちがいいっ!
文章が長くなったので続きは次のぺージへ。
スウェーデンのランドスケープについて。
今でもスウェーデンのランドスケープはfunctionalism
(日本語だと機能主義)が流行った時に作られたものに
強く影響されています。これはランドスケープだけではなく、
他のデザインにも言えること。シンプルだけど機能的で、
使用されることを目的に作られているというのは
スウェーデンデザインの特徴の一つだと思います。
ランドスケープでこのfunctionalismが流行り出したのは
1930年代の話。それまではいわゆるヨーロッパの伝統的な
フランス式庭園とか、イギリス式の庭園が主流だったよう。
でもこれに反発して、もっと地域に根差し、現存する自然を生かし、
そこの需要にあった公園、緑地が考えだされていったのが
この流れの始まりでした。
その時に作られ、最高傑作だと今でも言われ、
多くのストックホルムの人々に利用され、好まれているのが
Norr Malarstrand と呼ばれるクングスホルメン地区の
湖沿いの遊歩道とそれに繋がる公園です。
今日はそこに行ってきました。
スウェーデンのランドスケープアーキテクチャーの特徴
と言われて思いつくのはとても“自然”であるということ。
私が日本で習ったような、形、デザインにこだわるのではなく、
より自然に近づくことが最も重要視されているように思います。
そしていかに利用者がその自然の恵みを享受できるかが
空間をデザインする上で最も重要な気がします。
写真のように湖に突き出たデッキはスウェーデンで
よく見られるデザインの要素。そして夏はよく利用されています。
そうなると、植物の配置とか、ディテイルのデザインとか、
視線操作とかそんなことはどうでもいいんです。
いかにたくさん太陽の光を浴びられるかがここでは大切なのです。
このNorr Malarstrandもまさにそういった場所でした。
そして久々の晴れということもあってか、気温は結構低かったのに
たくさんの人が散歩をしていました。これもスウェーデンでは
とても重要。家族と友だちと好きな人と太陽の下で
自然の中を散歩する、これが結局一番の時間の過ごし方のよう。
そしてそんな国民の中ではランドスケープもそうあるべきなんだ
と思います。だからこの遊歩道も大してデザインされていない
ように見えるけど、自然に人々が利用できるように考えられて、
デザインされているのです。
でも確かに歩いているとどんどん変わる湖の景色と
自然の中にいるような雰囲気はとても気持ちがいいっ!
文章が長くなったので続きは次のぺージへ。
今年もファーニチャーフェアの季節になりました。
ストックホルムにいるからには、絶対に行かなくては
と思い、一般公開の今日、また行ってきました!
去年お手伝いをした友だちが今年も来るという連絡を
もらっていたので、まずは彼に会いに行くことに。
日本、大好きな彼です。相変わらず、冗談ばかり。
後ろに見えるハンガーかけと座ってるイスが新作らしい。
色はあんまり好きじゃないけど、形は可愛いなと思いました。
家にあったわさび豆をお土産に持って行ったら
とーっても喜んで、お礼に紅茶をご馳走になることに。
ここが会場の中のカフェ。去年とはまた違ったコンセプトで
まぁ、また不思議な雰囲気の空間になってました。
とても広い会場で一日で見て回るのは大変だったけど
スウェーデンの有名なデザインの新作が見れるし
学生の展示もやっぱり面白かったです。
いつ見てもシンプルで自然、緑を連想させるデザインが素敵です。
これぞ北欧!人々の生活も意識もやっぱり元をたどると
ここにたどり着くのがスウェーデンなんだと改めて思いました。
くたくたになったけど、今年も大満足の一日でした。
できればスウェーデンで体験したくないもののお世話に
先日なってしまいました。それは・・・病院。
スウェーデンは福祉国家というイメージが強いために
医療制度も進んでいると思われていますが、、、
確かに医療費等は平等に補助されるのだけど
肝心のお医者さんに会うまでがひと苦労なんです。
事の始まりは先週。何となく胃が痛かったのだけど
これは今に始まったことではないので、食事に気を付けて
持ってきた薬を飲んでごまかしていました。
普段ならこれで治るのですが今回は治る気配がなく。
今週に入ってからついに病院に行くことを決意しました。
スウェーデンは病院に行く前に電話をしなければいけません。
でも直接行っても診てもらえるという話を聞いて
最寄の病院に出かけてみました。それは火曜日の話。
とりあえず、病院に到着。受付に行ってみました。
そこでは、「上にナースがいるからそこに行って」と言われ。
日本で『ナース』と言ったら笑顔で優しくて親切ってイメージ
だけどスウェーデンのナースは違いました。
「これ、電話番号、ここに電話しなさい」と、だけ。
確かにそれがスウェーデン流なんだと思い、仕方なく
携帯から電話をかけてみると…
まず、繋がらず、繋がったと思ったら自動録音が流れる。
しかもそれを聞きとるまでに私のリスニング力は発達してないし。
困ったのでまた、ナースのところに行くと、
「何?そこに電話しなさい。」と嫌~っそうに言うだけ。
こっちももう疲れたのでこの日は負けて帰宅。
でも家に帰ってふと思ったのは、
このまま諦めて放っておいて、こんなスウェーデンの環境では
冗談なしに、私、死んじゃうかも・・・ということ。
そこで気を取り直し今度は救急の病院を調べて、電話することに。
初めに出た女の人は無愛想。でもよくわからなかったけど
次の人に繋いでくれて、その人が今度最寄の病院を紹介してくれました。
今度はその病院に電話することに。電話に出た人は親切だったけど
その日の診察はもういっぱいだから明日の9時に来てくれとの話。
一週間近く我慢できたので、今更一日くらいと思い、この日は終了。
とりあえず、約束をとりつけた、というのがこの日の成果。
そして水曜日、9時に病院に行ってみると、思っていたより
混雑していなくて、すんなり受付へ。
スウェーデンではまずお金を払うらしいです。診察料。
それから名前を呼ばれるまで待つこと1時間。
この1時間というのはかなり短い方。ひどい時は何時間も
待つと言う話を何度も聞いたことがあります。
そしてお医者さんに会うとまず「ヘイ!」と言って握手。
お医者さんのフレンドリーさに、ちょっと戸惑いました。。。
症状を説明して、診察してもらって、薬を処方してもらい
あっという間に終わりました。
話からすると胃酸過多?胃炎?らしいです。やっぱりという感じかな。
そこで今度は薬局へ。ここではパーソナルナンバーを告げるだけで
すでにコンピューターで管理された情報が届いていて
薬をすぐに渡してくれました。ほっと一安心。
しかもこの薬、二週間分で足りるのに、28錠も100錠も同じ値段
だからといって、100錠も処方されました。次回ってことなのか…。
しばらくは大丈夫そう。
そして今日、家に帰って薬を飲んで休んでいたら
症状は治まってきています。よかったー。
苦労して手に入れた薬だったけど、ちゃんと効いているようです。
もう病院には行きたくないからこのまま良くなりますよーに。
先週末に素敵な再会を果たしました。
それは大学生だった頃に参加したスウェーデンスタイルを
取り仕切っていた大使館のヘンリックさん。
覚えてる方も多いのでは・・・?
大使館勤めなので日本のあとも他の国を回り
去年の暮にストックホルムに戻ってきたそうです。
そういう話は聞いていて、そのうち招待するから
と言われていたのですが…土曜日にそれが叶いました!
相変わらずとっても素敵な紳士。と可愛いニルスくんと
お料理上手で優しい奥さん。ニルスくんは日本で最後に会った時
よりもずーっと大きくなって、おしゃべりになっててビックリ。
ヘンリックさんの家はスウェーデンの家庭っぽく
センスが良いし、日本のものも飾ってあったりして素敵でした。
さらにボランティアをしていた時にお世話になった
日本人の方にも会うことができて、ビックリ。
まさかこんな所で再会がかなうなんて…。
当時は忙しくてあんまりお話しできなかったけど
久しぶりに、思い出話をして、楽しかったです。
そういえば、スウェーデンに来る、今ここにいる
第一歩はあの時に始まっていたんだよなーと。
今はスウェーデンスタイルはなくなってしまったようですが…
私にとっては人生を変える大きな出来事でした。
もしもスウェーデンに留学できてたとしても
あの時にできた友だちがいなかったら今の生活の
半分くらいしか楽しめてなかっただろうし。
もう何年も前のことなのに、こうやってつながっていられるのは
とっても素敵なこと。人との出会いは大切にしていこう
とまた再確認しました。
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最新TB
プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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