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夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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ストックホルムの中心部にある広場Sergelstorgが
今日から修復工事に入るという話を聞きました。
と言ってもこの写真の広場部分ではなく
NKデパートから中央駅へ繋がる車道が
古くなってきたから交換する、という事らしいです。




ここはとても交通の多い場所なので
工事期間中はカオスになる事が予想されるとか。
しかも工事完成予定は6年後…。
街の中心部が6年間もカオスになっていいのか、
と思ってしまうとこだけど、いいんだろうな。


 

いつだったか友だちのデモに誘われて
数分だったけど、交通を止めて、
普段は車がひっきりなしの場所を歩きました。
そんな事も出来るってすごい。




ちなみに噴水の下はこんな感じ。

さてさて、2018年に工事は終了するのでしょうか。
私はそこが気になる!






Kista はストックホルム郊外、地下鉄青ライン上に
ある地域です。ここは空港に近いこともあり
数年前からIT関係の会社が集まってきた場所。
それと同時にKTHのIT系のキャンパスも
ここにでき、ビジネスと教育の両方が存在し
他にはない特色があるために
ストックホルムの都市計画の中でも、今後の
発展が期待されている地域です。
最近では空港から繋がる高速道路E18の発展、
トラム、地下鉄の路線拡張計画 に伴い
Kista中心部の周辺に住宅の計画もあったりと
さらに強化されようとしています。

もともとはここも郊外というために
移民が多く住み、あまりいいイメージが
持たれていませんでした。と言っても
今もここに行くと、純スウェーデン人っぽい人
よりも移民の方が多い印象があります。
(IT関係者は移民の割合が多いっていうのも
関係はあるとは思いますが)
さらに平日と休日、平日の夜では
集まる人、雰囲気が違うそうです。
簡単に言えば、ITエリアとそれ以外に
大きなギャップがある、というか。。。


私が学生の時にもKistaにある
ショッピングモールを初めとした
商業開発に関わっている人のお話を
聞く機会がありました。その当時、計画されていた
ショッピングモールが今は完成し
その前の広場が今は工事中でした。

 

ただ、行ったのがまだ寒い時期で
工事中だったのでいまいちな感じですが
このベンチとか今行ったら、日光浴をしている人で
埋め尽くされているのだろうな。
Swecoがここを担当していたと思うのですが
やっぱり、詳細まで丁寧にデザインしてあって
今どきのスウェーデンっぽいって思いました。
良い季節になったのでまた行ってみないと。


 


さらに高速道路の方へ進むと、これも最近完成した
Scandicのホテル&メッセ(展示場?)があります。
この怪しい建物はマイクをイメージしていて
有名な誰かが何かのコンテストで優勝した記念
(ものすごい曖昧な記憶ですが…)だとか。
これは空港から高速道路を走っていると見えてきます。

会議場やホテル、ショッピングモールを作り
ビジネスの拠点としての発展を狙っているのだろうな。
このエリア、とてもガメツイ印象が私の中ではあります。
現在すでに住む移民の抱える問題の改善を
という方向に開発は向かっておらず、
さらにギャップを広げる方向に向かっているような。
これは結局、ストックホルムのどのエリアにも
あてはまる問題だとも思うけど。どうなるのかな。

 


ストックホルム郊外のTenstaと呼ばれる地域は
1970年代に起きたスウェーデンの住宅不足を
解消するために作られた、いわば団地です。
当時、できるだけ早く、安く、多くの住宅を
確保したいがために住環境が設計の中で
あまり配慮されず、次第に空き部屋が増え
今は移民が多く居着いてしまったエリア。
移民が多い場所では、やはり治安が悪かったり
スウェーデン社会からかけ離れたコミュニティーが
形成されてしまったりと色々問題視されています。

スウェーデン国内には同時期に作られた
住宅地がいくつかあり、これらは
ミリオンプロジェクトと呼ばれています。


 


実際に行ってみると、確かにスケールの大きい
箱型の住宅がコピペで配列され、
また、車道面積が広く、その車道が空間を分断して
しまい全体に一体感がなく、歩行者のための
空間になっていない感じが強い。


 

このだだっ広い芝生が典型的な
ミリオンプロジェクト地域のランドスケープ。
工事しやすいように、メンテナンスしやすいように。
そしてベランダから大きいパラボナアンテナが
つきだしているのも特徴の一つ。

 


ただ、このエリアはだいぶ前から問題視され、
改善策が試されているのも事実です。
若者向けの学校や施設が建てられたり
この駐車場を利用したスクエアは
ランドスケープの何かの賞もとったはず。
夏にはここで屋外映画とかワークショップ
的なものも行われていたようです。

そして私のスウェーデン人の友だちも
実は数年前にここに引っ越して来たの
ですが、彼女曰く、最近の若者で
ここに引っ越してくる人が増えているとか。
郊外といっても地下鉄が走り、20分くらいで
街の中心部にはつけられるし
家賃が安くて、賃貸で、比較的
手に入りやすいから。納得の理由。
時間が経つと価値観も変わり
新しい動きに繋がるのだなと思いました。


久しぶりに真面目な話でした。





最近新しく、vällingbyというストックホルム郊外に
ショッピングモールができました。
一年前に授業で来たときはまだ工事中でした。
そこがついにオープン、ということで週末にのぞいてきました。
もともともここは郊外のショッピングセンターとして発展した場所。




建物は少し前に建築ミュージアムでモデルの展示があって
ちょうどそれを見て、行ってみたいと思ってました。

  

なかなか、スウェーデンっぽくない雰囲気。
これらは中に入ってるお店の名前のはず。面白いアイディアです。
特にこの時期の暗い時にとても目立ってるし
気持ちがちょっと明るくなる感じがしました。


 

そしてインテリアは完全に白。目が痛くなるくらい真っ白。
高級感があって、周囲のショッピングセンターの雰囲気とは
あまり一体化してないような気がしました。
そしてお客さんがものすごく少なかったのが不安。
日本だったら、すぐつぶれちゃうデパートな感じ。
ま、金曜の夜に郊外に来る人はあんまりいないからかもしれませんが。
ストックホルムの郊外のショッピングエリアはどこも一緒で
古くて、同じお店が入ってて、何も特別なものがない
というのが私のイメージだったけど、ここは古いセンターと
モールが互いに相乗効果をうんでいるように思いました。
何も買わなかったけど、行くことにしてよかったです。
オステルマルムと呼ばれる地区はストックホルムでも
高級なブランド店が集まり、高級住宅街とも形容される場所です。
プラダとかヴィトンとかあんまり興味がないので
今までそのあたりをちゃんと散策することがありませんでした。
でも先週、そこの開発に携わってる人から講義あり、
せっかくなので週末に行ってみることにしました。




これはその一角にあるアーケード?のような場所。

  

高級感あふれてて、ヨーロピアンな素敵なインテリアなのに・・・
お店はほとんど入ってなくて、人も少なくて寂れてました。
ドイツにあるアーケードとかに比べると、どうしようもない感じ。
私も今までこんな場所知らなかったし確かにこれは問題かも。。。
何が目的で作られたのか全く不明な空間でした。


 

そのあとに、今更だけどNKデパートにも行きました。
人は、人を見ること、人に見られることが結局は好きなんだと、
そしてそれが都市計画には必要だとその人は言ってました。
このデパートのこの場所に立って、人の動きを見るのが好きだそうです。
確かに週末のデパート、しかもクリスマスが始まるこの時期
人の動きは世話しなくて、見ているとちょっとしあわせな気分。
こういう“人”っていう感じがスウェーデンは薄い気がします。

さらに自分がこの計画に携わってたら、ここに立って見下ろして
充実感なんだろうな、なんて想像してました。




そしてそのクリスマスの雰囲気にちょっと惹かれて
もしやと思い、ガムラスタンの方へ。
マーケットはまだだったけど、通りのライティングは始まってました。
そして広場にはクリスマスツリーも。一年って早い。

そろそろ気持ちを切り替えて、クリスマスに向けて
テンションをあげて行こうと思います!
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プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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