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夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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ストックホルム郊外のTenstaと呼ばれる地域は
1970年代に起きたスウェーデンの住宅不足を
解消するために作られた、いわば団地です。
当時、できるだけ早く、安く、多くの住宅を
確保したいがために住環境が設計の中で
あまり配慮されず、次第に空き部屋が増え
今は移民が多く居着いてしまったエリア。
移民が多い場所では、やはり治安が悪かったり
スウェーデン社会からかけ離れたコミュニティーが
形成されてしまったりと色々問題視されています。

スウェーデン国内には同時期に作られた
住宅地がいくつかあり、これらは
ミリオンプロジェクトと呼ばれています。


 


実際に行ってみると、確かにスケールの大きい
箱型の住宅がコピペで配列され、
また、車道面積が広く、その車道が空間を分断して
しまい全体に一体感がなく、歩行者のための
空間になっていない感じが強い。


 

このだだっ広い芝生が典型的な
ミリオンプロジェクト地域のランドスケープ。
工事しやすいように、メンテナンスしやすいように。
そしてベランダから大きいパラボナアンテナが
つきだしているのも特徴の一つ。

 


ただ、このエリアはだいぶ前から問題視され、
改善策が試されているのも事実です。
若者向けの学校や施設が建てられたり
この駐車場を利用したスクエアは
ランドスケープの何かの賞もとったはず。
夏にはここで屋外映画とかワークショップ
的なものも行われていたようです。

そして私のスウェーデン人の友だちも
実は数年前にここに引っ越して来たの
ですが、彼女曰く、最近の若者で
ここに引っ越してくる人が増えているとか。
郊外といっても地下鉄が走り、20分くらいで
街の中心部にはつけられるし
家賃が安くて、賃貸で、比較的
手に入りやすいから。納得の理由。
時間が経つと価値観も変わり
新しい動きに繋がるのだなと思いました。


久しぶりに真面目な話でした。


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プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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