夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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感情的な自分と冷静な自分。
この二つが入れ替わり出てくる、そんな毎日。
感情的な自分は毎日泣いているし、本当は
すぐにでも日本に飛んで仙台に帰ってみんなの傍にいたい。
でも冷静な自分がこんな時でもちゃんといて、
自分が今帰ったところであまり役には立たないということも分かっている。
だから自分が日本に帰ったと思って、寄付金を送ることにしました。
ここに残って、ちゃんと働いて、スウェーデン社会から
お金をもらって、日本復興の寄付に、もしくは困った時に家族に、
それが今の自分にできる一番のことだと思う。
感情論も必要だけど、やっぱりお金も実際必要だから。
今は毎日母親からメールが届くようになりました。ちょっと安心。
どうでもいいことから、楽しいこと、不安なこと、
メールからも母親の感情が伝わってくる。
ガスがまだ復旧していないこと、石油がなくなりつつあること。
知恵をしぼって、ご近所さんと協力して、家を守っています。
父親は電車が止まっているので、貝ヶ森から北仙台駅まで歩いて
たぶん片道1時間以上はかかると思う距離を通勤しているらしい。
普段はそんなに歩くのが好きじゃないはずなのに
地域のため、他の人のため、働いています。
大学4年生の妹は仙台にはいないのだけど、
もうすぐある卒業式に脱袴宣言を友だちとして
リクルートスーツで参加するらしい。
それで浮いたお金を寄付に回すのだそうです。
友だちも、みんな不安を抱えながらも誰かのために頑張っている。
そして離れている私の心配をしてくれ、私の家族のことにまで
気を遣って、何でもするよ!と言ってくれる。
被災地から来るメールはいつもポジティブで
みんな頑張っているのが伝わって来ます。
自分も頑張らなきゃと思わされる。
でも一歩外に出ると、そこはもう普通の日常が流れていて
みんな何事もなかったように、笑っています。
そこに怒ってもしょうがないのだけど、辛くなる。
なんで自分はここにいるんだろう・・・。ギャップが大きすぎる。
でも、長期的な目で見た時に、自分が今ここにいることが
きっと何かの役に立つはず、焦って今、日本に帰るのではなく
ちゃんと時期を見ておかないと。今すぐは自分には何もできない、
けどこれから自分にもできることが見つかるはず。
だから焦っちゃダメ。。。。。
たまに、もっと感情的な人になれたらと思ってたけど
こういう時、冷静な自分の方が常に先に出てくる性格だから
今、こうしていられるのだと思う。しばらくは
理性的な自分に頑張ってもらわないと。
みんなと協力して自分にできることから始めよう。
終わりの見えない話だけど、今から少しずつ持久戦覚悟で
自分なりに頑張って行きたいと思います。
心配してくれたみなさん、ありがとう。私は大丈夫です!
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最新TB
プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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