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夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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今回の旅の最大の目的がこの国立公園に行くということ。
というのもここのエントランスのプロジェクトを
うちの会社がやったから。私が入る前の仕事だけど。
ずーっと行ってみたいなと思っていました。





まずは、国立公園に行くまでが一苦労・・・。
車を利用するのが当然のようになっている場所で
最寄りのバス停が10キロ近く、公園の入口から離れています。
ここはスタート地点。この地域の自然、台地の成り立ちについての
の情報センターのような場所。後ろにそびえたつのがSkuleberget
と呼ばれる、隆起した台地。この辺りの風景は
世界遺産にも登録されているらしいです。見ごたえあり。
ただ、ここからの道が山道で中々見つけずらくて
一度、サインを見逃し、人の歩いた跡さえないような
山の中に辿りついてしまい、一瞬、本当にやばいと思った…。


 

そして何とか辿りついたのが、ここ、南エントランス!
これがうちの事務所のプロジェクト。
見晴らしがとってもいい場所のベンチ。座りたくなる!
疲れてたけど、一気にテンションがあがりました。

  

国立公園内は表示もしっかり、足場もそれなりに整備されていて
歩くのはあまり苦ではありませんでした。
さらに道中、突然「こんにちは!」と声をかけられ…
話してみたらストックホルムの日本大使館で働いている
スウェーデン人でした。その3人のうちの一人は地元の方で
いろいろ説明してもらいながら一緒に行くことに。




この石は自然に転がされて丸くなったもので、
ここの地域特有の赤い花崗岩。至るとこでゴロゴロ。

 


国立公園の自然は本当に変化に富んでいて、
上に登って、見晴らしの良い場所に出たかと思ったら
次はその岸壁の間に到達したり。


 


と思ったら、湖、沼に到達し、また森の中に戻り
湧水、川が流れていたり、と。歩いていて飽きなかった。


 


そして最後に到達したのが北エントランス。
無事にここに来れたことに感動。ここにはスウェーデンでは
欠かせない要素の一つ、バーベキュー用グリルがありました。
大げさな仕掛けではなくて、木を贅沢に使い、
自然に溶け込む形でインフォメーションボードや
休憩場所があって、なかなかいい空間だと思いました。


ここから、またバス停に行くのが一苦労。
結局この日は25キロ近く、山道を歩きました。
でも歩かなきゃ帰れないし、野宿をする準備はなかったから
とにかく必死。でもどうにかなるものだと思いました。
どうしようもない状況におかれたら、まだまだ
自分はどうにかできるものだなーと、自信がついたような。
精神的にも鍛えられた山歩きでした。

夏休みが始まる前に毎年恒例のストックホルム市内
プロジェクト巡りツアーがありました。
自分たちの作品から、最近できた話題のものを
みんなで見に行きます。今回はまたしても自転車!


まず到着したのは、エコ住宅地区として有名な
ハマビーの近くの最新、工事中のエリア。
Henriksdalshamnen
ここの水辺の計画をうちがやったそうです。
でも私はほとんど携わっていませんが。

 

写真の茶色のクネクネしたのはベンチです。
寝てもいいし、座ってもいい。こういうの最近、よくみるかな。


それから電車に自転車を乗せて北へ移動。
この公園はこの日の一番お気に入りでした。
スウェーデンの絵本作家さんとのコラボの公園。
Mulle-Meck lekplatsen



私たちでは思いつかない様な大胆な発想が組み込まれていて
絵本の世界に迷い込んだような、そんな場所。
この日は天気がいまいちだったのに、大量の子ども!


さらに自転車を進め、到着したのが
Filmstadenと呼ばれる、比較的古めのプロジェクト。

  

映画館が中にあるのだけど、住宅地もあって
高級感の漂うエリアでした。ここの住宅のいくつかの
中庭をうちが手がけたそうです。でももう退職した
同僚たちが深く関わっていた、という話らしい。


ここから街中に戻り、到着したのは、古いアパートの中の
小さなセミプライベートな中庭の計画。

 

小さな空間で結構影になっていたのに、植物がわさわさしてて
同僚の一人がデザインしたという不思議なロケット?があり
座る場所があり、いいスケールの落ち着く空間でした。


最後はSabbartsberg の病院がある外回り空間。
この空間がどういう位置づけなのかよくわからなかったけど
古い建物があって、それをつなぐ外部空間をやったらしい。

  

マニアックなポイントになってしまうけど
これだけの緑地が街中にあるのはすごく気持ちがよくて
それを邪魔しない程度に、でも細部に凝ったデザインが
されているように感じました。やっぱ、ストックホルム市
お金持ってるなーと思わせる空間。


半日かけての自転車ツアーだったけど、
前日から風邪気味でもあり、なかなかハードな一日。
そういえば私、何かこういう見学とか、旅行とかの時って
その前から体調を崩していることが多い気が・・・。
何はともあれ、勉強になりました。



先々週末に行ってすごくよかったのがMarabouparken。
元々はチョコレート工場があってその社員の休憩用に
作られた公園が今は一般公開されています。
Sven Hermelinというランドスケープアーキテクトが
デザインして、こっちではそれなりに知られているよう。
前も書いたけど、ここは日本庭園を思わせるような
仕掛けっぽいのがあって、久しぶりにこういう公園に来て
どきどきしちゃいました。


まずは高低差をうまくつかってあって、
高い方に入口とギャラリー兼カフェがあります。
だからここに座ると公園が一通り眺められる。

 


そして歩いて行くと道を覆うように花木が植えてあり、花壇があり・・・
この先が見えない感じ、先に何があるのかちょっとドキドキ。





と、その先にあったのは小さな池?水辺でした。





さらに東やのような座れる休憩所もあって




入口へと一周できます。




そこから反対側へ向かうと彫刻がある、ギャラリーに
併設されている中庭がありました。





そしてやっぱりそこからも公園が見下ろせるようになっています。





こっちだと、遊び場があって、運動スペースがあって芝生広場があって
と機能重視の公園が多い気がするから、こういう考えて作られているな
っていう公園、久しぶり。ここに来てみて、何で日本庭園が
海外ですごいと言われているのかが少しわかった気がしました。

久々にアツくなってしまったけど、、、しばらく
お休みしていた私の中のビョウキ(?)がまた出て来た
と言う感じがしました。やっぱり、こういうこと好きなんだなー。



前回の続き。旅行の最終日はマルメを自転車で回りました。
でも午後には飛行機に乗る予定だったので、午前中のみ。
それでもなかなかたくさんのものを見れました。

まずスタートはコペンハーゲンへの橋へ行く途中の開発地区

 

マルメも今、大がかりな開発が行われています。
金曜日に参加したセミナーの一つのプレゼンが
マルメ市の新しい都市計画についてだったのだけど
365日、24時間、常に何かが起こり退屈しない街
みたいなのをコンセプトに、自転車、
公共交通機関を発達させ、環境に優しい街づくり
を目指してるとか何とか。盛沢山。
でもこのエリアは本当にだだっ広くて、工事がいたるとこであって
あと数年したら様変わりだろうな、という印象を受けました。


一番、おもしろかったサッカーフィールド

 

もちろん子ども用だけど、グランドが波打ってます。
まっすぐに走ることさえできない感じ。
サッカーしなくても寝転がっても気持ちが良かった。
アイディアがいい!


かわいい小さな公園。

 

置いてある遊具がとにかくかわいい。
物語をイメージさせるような。
大きな公園のそばにあって気に囲まれてる環境もよかった。



最近できたカラフルな公園。

 


ここは中心地のすぐ近くにあってとにかく子どもがいました。
遊具も見たことないようなユニークなものがたくさんで
小さい時にこんな公園で遊べたらなー。
スウェーデンの子どもは遊び場に恵まれてて羨ましい!



そんなこんなで盛沢山の研修旅行。
自分ひとりだったらこんなにいろいろ見つけられないし
知らないものもたくさんみれて、おなかいっぱいな感じの旅行でした。





ストックホルムから電車で40分弱の小さな町、Enkopingに行ってきました。
ここは友だち曰く、何もない町なのだけど、実はガーデニング好きの間では
“花の町”として知られている場所なのです。町の中にたくさん公園、緑地が
点在してて、散策マップなんかもあったりします。



  

デザイナーによってデザインされた場所があったり、
何でもないロータリー、水辺、歩道脇がとにかく花、緑で溢れてます。
しかも結構なボリュームでした。すごい贅沢な感じ。






マニアックにいいなと思ったのが、駅を出てすぐのバスロータリー。
普通はこういう場所は殺風景になってしまうのだけど
ここではバス停が埋もれるくらいに植栽があって
ベンチがあって、ちょっといい空間でした。



 


それと何より感動したのが、こっちの人の色彩感覚。
日本ではこんな組み合わせないよな、というような
カラフルでユニークなものが多かった気がしました。
本当に町中が花で色鮮やかになってます。


でも緑地、公園はそれ自体が彫刻作品のように、完結してしまってて
周りからちょっと孤立してる感じのものもいくつかあったのは残念。
もう少し、ひらけた感じになればなって思ったものがいくつか。
それとそれ自体のデザインも古典的な幾何学式で
噴水+彫刻、みたいなものが多かったのも残念かな。
でも町自体は花いっぱい!と言う感じで散策が楽しかった。
冬はどうなるのかな。

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プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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