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夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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ストックホルム、新しい開発と共に最近力をいれているのが
これ。Miljonprogram、70年代頃作られたミリオンプログラム
からMiljöprogram、環境を考慮したプログラムへという動き。
つまりは当時建てられ、その後多くの問題を抱えているエリア
をリノベーションと同時に、いっそのこと、環境配慮型の
建物に建て替え、新しいイメージをも作り出そうというもの。
その第一弾、現在進行中なのがJärva地区。すでに建物が
出来上がりつつあるのが、Akalla, Husby そしてRinkebyです。

2020年までに20%のエナジー消費量を減らす目標とか。
そのために、効率の良い断熱材を使用したり、
ソーラーパネルや風力発電の設置をアパート内にしたり。
他にも歩道、自転車道の整備も重要視されるよう。

ただ、これらもまだまだ実験段階のようなもので
今後、この出来上がり次第でもっと増えていくと思います。

     


まずはHusbyから。


  

上の写真緑色の暗っぽいのが前、で白っぽいのが後。
全体の雰囲気は明るくなり、まるで新築のよう。
色とかでここまで雰囲気が変わるのだな、と関心しました。
バルコニーやファサードの素材、模様も少し
建物によって違っていたりして、ミリオンプログラムの
欠点の一つ単一性でつまらないというのを
意識しているように見えました。
ただ、広い地域の一角だけを完璧にリノベーションして
エコを売り出したとしても、やっぱりその地域に
前々からあった安全性等の問題も解決しないと
根本的な解決にはならないのでは、、、とも思う。
こういう計画は必要だとは思うのだけど。
建築等のうわべだけを変えるというのは
見栄えはするけどもそれだけで終わってしまうと
すごくもったいないことに。

どんな人がこのアパートに住むのか、気になります。



今、私は地下鉄青ラインを毎日利用しています。
ただ、このライン、数年前から新しい地下線路工事
のために毎夏一定期間閉鎖されることになっています。
今年は、つい先々週くらいまで閉まっていました。

地下線路工事というのは、ストックホルムの都市計画の
目玉の一つ、citybanaと呼ばれる路線のためのもの。
ストックホルムの南から北へ抜ける郊外電車、
今までは中心部を避けるように走っていたのですが、
地下を走らせ、駅を新たに二つ作る事で
その他の交通機関との乗り換えを便利にし
また、郊外からのアクセスをよくしようという計画。
地下、6キロのトンネルを掘っているらしいです。

2007年から始まり2017年、完成予定。
今年でちょうど半分です!って
新聞にポジティブに書いてあったけど
利用する方としてはまだ半分なのか…という感じ。
あと5年間、夏は青ライン閉鎖されるのかな。。




ただ、今回は地下鉄を開ける前に、
壁の塗り直しをしたらしく、真っ青の色が
眩しいくらいになっていました。




さらに、これは思わず笑ってしまったのだけど
開通からしばらくは乗り換えの道の壁に
Tack för ditt tålamod!! Citybana
(我慢してくれてありがとう、みたいな意味)
っていう文字が投影されていました。
そういう遊び心は好きです。

秋晴れが続いた休日、冬モードに入って
どんより暗く寒い日がくる前に、前々から
出かけたいと思っていた場所に出かけなきゃ
と無駄に焦ってしまう今日この頃。
ということで新しく計画された自転車道
を見に、というか自転車で走りに行ってきました。
でも、めちゃくちゃ寒かった。。。


このエリアはJärvaと呼ばれるストックホルムの北。
よく言われれる、ミリオンプログラムの
時期に作られた多々問題のある地域。
最近、新しい開発とともにこのエリアの
改築計画も大々的に進められています。



私も知らなかったのですが、このエリア、
団地団地の間は広い空間が残されていて
動物が飼われていたり、お庭が作られていたり
すごい贅沢な空間でした。そしてその空間に
自転車道を既存のものと繋ぎつつ、新しく
作って行こうというもの。



今回私は、最近始めたという無料の貸し自転車を
利用してみました。ちょっと恥ずかしい感じの真っ黄!




かなりの範囲を走ったのだろうけど、
景色が面白いくらいにコロコロ変わりました。
ただ、かなり大掛かりな工事中の場所も多い。
森の中、農業風景、コロニー、工事現場、
一軒家の住宅地そして高層アパート。


でも 自転車道もまだ完成ではなく
団地と団地の間はかなりわかりにくい。
目の前に目的地は見えているのに
自転車道が車道で遮断されていたり、
自転車は立ち入り禁止だったり、
ぐるぐる回されるはめに。
何度も帰れなくなるのではと不安になりました。
でも、人のスケールで計画されていない
ということを身を持って体験した気がしました。
やっぱ、恐るべしミリオンプログラム。


以前にも、少し紹介しましたが改めて、ここは今
ストックホルムが一番力を入れているプロジェクトの一つ。
元々は、ガス製造所を始め、工業地帯として発展したエリア
だったのですが、今はガス製造所も機能を終え、工業地帯全体を
新しい住宅兼仕事場として開発を進めています。
1万戸以上の住宅、3万以上の仕事を提供できるように、
というのが目標なようです。規模がでかい!



そしてここもやはり、環境に配慮した
新しい開発を目指し、Hammarby sjöstadのような、
低エナジー住宅(さらに高い目標を掲げています)、
汚水、ゴミを再利用した発熱システムまたはバイオガス、
新たなゴミ収集システムの導入などなど、盛りだくさん。
また、過去の事例を生かして、ということで、スウェーデンでは
比較的当たり前の水道光熱費の一定額制をやめ、
使用量に応じて料金を払うようにするとか、太陽パネルや
バイオマス等で建物内で使用する以上に電気を発電できた場合に
それを売ることができる(今のところ法律上できないよう)
とか、新しいことに取り組もうとしています。

過去を見直し、常に時代の要求に合わせて
社会全体で変わっていこうとするのは、
いつもすごいなーと感心する。



まずは第一弾、エリアの中の一部の建設が終わり、
そろそろ入居が始まります。なのに、見た記事によると、
入居可能エリア内のアパートの40%はまだ売れていないらしい。
それでキャンペーンをして、共益費にあたるものが1年ただになる
とか、引っ越し費用が補助されるとか、おまけをつけたそう。
少し広すぎで、少し豪華すぎで、少し高すぎ。
そう書いてあってちょっと納得。私だってここに住むのは無理だし。


まだまだ開発は始まったばかり。
世界からお手本にされるようなシステムでも
やっぱり人が住まないと仕方ないから。どうなるかな。



ストックホルム郊外の新住宅団地Annedalに
会社後、行きたい人だけで見学へ。
先週まで、展示会の様なものが開かれ
団地内の半分くらいは完成した、という感じでした。
まだ建設中の建物があるにも関わらず
すでに入居者もちらほらと。

ここもやはり運河のような水辺が傍にあって
水辺が近いということを売りにしています。
この感じ、ちょっとオランダっぽくて
でもマネしている感が強くて、しっくりこない。


  

最近の流行りは、特徴が異なる建築を
ごちゃまぜにして建てるというもの。
良く言えば個性があって面白いけど
悪く言えばまとまりがない、かな。
それに合わせて中庭のデザインも
色々で楽しかったです。

全体的に植栽の計画がしっかりしてあって
バラエティに富んでいてキレイ。
でも、ウッドデッキの使いすぎとか
存在感のありすぎるバルコニーとかは
ちょっとやり過ぎな感じがしました。

 

まだ人がほとんどいなくて、ゴーストタウンのような雰囲気。。
でも人が入って来たら そんなことはなくなるはず。
そしてここでもゴミのシステムは取り入れられていそう。


  

アーティストがデザインした遊び場とか
小さい子ども向けの個性的な遊具、スポーツ広場
そのさらに奥に、空港、高速への防音壁にもなっている
丘があり、そこが広い公園として利用されていました。
まだ工事途中でもあったけど、違ったコンセプトの
エリアがあり、面白そうな公園でした。
人が入り、賑やかになったらもっと良い空間に
なるんだろうな。にしてもこんなに大きい開発が
どんどん進んでいるのがすごい。
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プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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