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夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
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論文で忙しいと言っていながら、月曜日から
イースター休暇で国に帰る友だちに誘われて
ポーランドに行ってきました。これが最後の機会かも…
と思ったら、行くしかないと思って。
短期間だったけど、現地人のガイド付きだったので
効率よくいろんなものを見て来れました。

友だちの家は首都のワルシャワにあります。
なので今回はワルシャワだけを観光。
ワルシャワも戦争で壊滅的にやられた町。
それと社会主義時代の影響なんかも残っていて
のほほんとしたスウェーデンとは違った印象でした。
郊外の何車線もある車道と大型看板、
どこまでも続く似たような住宅マンションなんか
どことなくアジアンな、中国っぽい雰囲気でした。


まずは旧市街地。

 

と、言ってもこれも戦争で破壊されたから戦後に
昔と同じようにヒビなんかも入れながら復元されたもの。
そういう説明がなければ気がつかないほど。
戦後の復旧だと、モダンな街が造られがちだけど
こうして昔のままを残そうとしたのは賢いねーと話してました。

でもその一方では

  

どんどん開発も進んでいます。これからもっと高層ビルが
建てられるみたい。まさに、建設ラッシュの真っ最中。
そして景色はこの建物の屋上からのものですが、この建物自体は
スターリンからの贈り物だそうです。社会でやったような話。
ポーランドの人はあまり好きではない様子だったけど…。
今は文化施設なんかもはいっているようでした。

そして、メイン通りからちょっとはずれると
まだ破壊されたままの建物が残ってたり・・・

 

これは普通の住宅だけど、壁にまだ弾丸の跡が残ってました。
日本だとこういうのはもう見られないから、何と言うか
歴史は事実だったんだよなー、と考えさせられました。

ガイドをしてくれた友だちはワルシャワのことを
よーく知っていて、歴史はもちろん、記念碑とか場所の意味
国民がどう思ってるかなんかを詳しく説明してくれて…
とても勉強になった町歩きでした。



さらに北上してデンマークへ。
今まではコペンハーゲンにしか行ったことがなかったので
今回は西側にある、オーフスとオールボーという町へ行きました。

驚くべきはどこまでも続く平原。地平線。
農耕文化というのはこういうことなのか、と。
スウェーデンでは結構自然のままの自然が多いのだけど
ここはもっと開拓された、人の手の入った自然が続いてました。

 


私の知人は駅から車で15分ほどの海岸沿いに家があります。
左の写真は家から歩いて3分。窓からこの景色が見えるくらい。

そのあと車で反対側の西海岸?イギリスに続く海の方へドライブ。
第二次世界大戦時にはヒトラーがイギリスから兵隊が
せめてくるのではないかとここに見張り台を造ったらしいです。
写真に見えるコンクリートのがその残り。
こういう話を聞くと、歴史は実際に起こったことなんだと実感。




最後に今開発中のエリアへ。ここは埋め立て中なんだそうです。
なんというか、東京湾を思い出させる感じ。
人間はどこに行っても同じようなことを考えてするようです。
あと数年後にここも大住宅地になるらしいです。




次に到着したのはさらに北のオールボーと言う町。
でもここでの目的は時間もないし知人に会うこと。
なので町を散策したりはしなかったけど・・・・
この80歳を過ぎたおばあちゃんの住んでいる家はすごかった!


  


授業でも習ったゲートの中の住宅地。
入るのにゲートを開ける必要があるんです。安全のため。
中に入ると完璧にデザインされた住宅が・・・すごい。



そして大きな窓とバルコニーからの景色は、圧巻。

 

一日中、この窓に向って座ってても飽きないくらい。
きれいな眺めでした。遠くに海が見えるし、夕日も見えるし。
贅沢な場所です。


新たなデンマークの一面が見れておもしろかったです。
北欧と言ってもやっぱりそれぞれ特徴が違うことに
今更ながら気が付きました。

スイスを出て次はドイツに向かいました。


まずはフランクフルト。

 

この街の印象は新しいものと古いものが混ざってるということ。
チューリッヒよりももっとその対比を感じました。
そしてなんといっても久しぶりに高いビルを見た!
高層ビルってこれくらいの高さだったなーなんて思ったり。



その一方で古い建物が残されているエリアもあって。
観光客ばかりでしたが、こういう場所を残すのは大切。


次はブレーメンの音楽隊で有名なプレーメンへ。

 

街並みが世界遺産に登録されているだけあって
駅から少し歩くと全体的にカワイイ雰囲気の場所に。
広場がこういう昔ながらの建物に囲まれてる空間は
ヨーロッパっぽくて、今更だけど遠くに来たなと思ってしまいます。



忘れちゃいけない、ブレーメンの音楽隊の像。
常に人が並んで一緒に写真を撮ったり触ったり。
私もまぎれてロバの鼻を触ってきました。
神社にある牛とか触るといいことある!みたいな感覚かな。


ドイツはどの町も人が多くて活気があって
ソーセージが売ってて、パンがおいしくて
街歩きをするには楽しい場所です。
まだまだ行ってない都市があるのでまたドイツにも来たいです。

今回はスイスの都市もいくつか回りました。
まずはルツェンと呼ばれる橋で有名な町。

 

観光地化されてたけど、これくらいの大きさの町って好きです。
古い建物が残ってて、しかも壁のペイントとか
町の広場の時計とかサインとかちょっとしたところがカワイイ。
ヨーロッパって感じがしました。


それからもちろんチューリッヒ。

 

ビジネス街だしモダンな街だからあんまりおもしろくないと
言われてたけれど、想像してたよりモダンではなく(失礼?)
古い部分と新しい部分、そして川沿いと教会などなど
見どころはたくさんあって時間が足りないと感じたくらい。
古い石畳にトラムが走ってたり、新旧が入り混ざった感じが
これまたヨーロッパっぽくて好きです。


  

それとマイナーな場所だけど、授業でちらっと紹介された
チューリッヒの近くにあるMFO Parkにも連れて行ってもらいました。
工場跡地の骨組に植物を絡ませて垂直な公園を作ったそうです。
何と言っても冬だからその良さは半減だけど・・・
それでも面白い場所でした。
数年後の夏に来たらもっと気持ちいいだろうな。


そして夏にも訪れた首都のベルン。

 

同じ場所だけど季節によって雰囲気は違うし、雪が少し残ってたり
クリスマスの飾りがまだ残ってたりで、楽しかったです。
やっぱりこの街のこの独特の雰囲気、好きです。


さいごに大晦日。電車に乗ってスイスの東の方角へ。


 

これはこの地方の伝統で、大みそかの日にわけのわからない格好をした
人たちが農家や特別な家を回ってヨーデルみたいな歌を歌って
来年の豊作か何かを祈るそうです。
日本の獅子舞みたいな感じかなと勝手に想像してました。
レストランに入っても、突然歌いだすグループがいたり。
とても不思議な儀式でした。


スイスは小さい国だと思ってたけど、町によって建物も違うし
雰囲気、特色も違うし、言葉も違ったり、おもしろかったです。
でもどこに行ってもちゃんと整備されてて、安心して
町を歩ける雰囲気は居心地がいい。やっぱ、スイスは素敵な国です!



スイスと言ったらやっぱりアルプスです!ハイジです!
と言うことで夏にも連れて行ってもらった場所に行きました。
でも景色は全然違くて、もちろん気温も。
この時はマイナス15とかそれくらい。とにかく寒い。


 

でも電車で山のてっぺん付近まで行くと太陽が照ってて
それほど寒くないんです。ちょっと不思議。
そしてそこで待っていた雪化粧をしたアルプス山脈。
キレイ・・・としか言いようがありません。
夏よりもやっぱり見ごたえあるかも。
スケール感がおかしくなります。



そしてこれからが本番。夏にも下ったルートを通って
この山の山頂から車を停めている麓まで歩きました。
歩いても、歩いても、雪、雪、雪。そしてだんだん寒くなる。
周りはスキーとかそりとかしてるけど私たちはひたすら歩きました。


 


途中の景色はどんどん変わっていって、確かにきれい。
でもだんだん日も暮れてきて、無事に帰れるのか不安。。。


結局4時間くらい歩いたのかな、5時頃には無事に
車に到着してた気がします。でも最後の方は寒すぎて
カメラを出すことさえできず、写真はありません・・・。
体の芯から凍えたけど、冬のアルプスも体験できて満足でした。
風邪ひかなくて良かったぁ。
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プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
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