忍者ブログ
夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
[438]  [437]  [436]  [435]  [434]  [433]  [432]  [431]  [430]  [429]  [428
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

このような都市計画の流れとともに
1990年代に入るとよく環境配慮、エコ
という言葉が使われるようになり
その影響も受けるようになりました。

 
(Hammarby Sjöstad
トラム、バスがメインの道路 よく計画された中庭)


その代表的なのがHammarby Sjöstad
と言われるエリアです。今でも海外から
視察の人が多く訪れる場所。

何が特別かというと、上下水道や温熱設備、リサイクル
やバイオガス等を取り入れ環境に配慮しているから。
またそういった環境への取り組みとともに
住居者に質の高い生活を提供することが求められ
始めた当時、それをいち早く実現した場所でもあります。
そしてその考え方は今、世界中で重要視され
取り入れられようとしています。

今ストックホルムはNorra Djurgårdsstadと呼ばれる
元工場、ガス製造所だった広いエリアに
第二のHammarby Sjöstadを計画中です。
またこの他にもStockholm 2030とし
2030年までに新たな都市計画を進める事を
目標に開発が進んでいます。
公共交通機関を発達させ、各郊外のポイントを結び
車がなくても生活できる街を目指すことを初め
土地の再利用に重点を置き、現存する緑地への
開発を最小限にすること、環境配慮を常に
意識していること等、これから先、必要になる
だろうポイントをしっかり押さえています。

これが実現されたら、すごいな。

と、ざっとストックホルムの都市計画を
書きましたが、やはり、何がすごいかって
都市計画の勉強をした専門家が
実際の都市計画に携わり、その時代の
ニーズに合わせて、他国の事例を
参考にしつつも、スウェーデン型に
発展させ、独自の計画を進めて来た事
だと思います。もちろん、その後に批判が
多くされたものもあるけれど、
他の国に比べるとストックホルムの街並みは
整頓され秩序があると感じます。

また、今後、今行われている開発が
どう評価されるかはわからないことだけど
政策として間違った方向に行っていない
というのはやはりスゴイと思う。
日本がこういう方向に進むためには
どうしたらいいのかなぁ・・・。

長々と真面目な話が続きましたが
最後までお付き合いありがとうございました!


この記事にコメントする
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
よっ!レポートありがとう!あらためてストックホルムは都市計画を学ぶ上で先進的な場所だったんだな、と思うよ。一応地方版のプランナーのような仕事をしていると、日本の行政職員の専門性のなさ、(もちろんgeneraristであることが求められているのだけど)担当がころころ変るしデザインに重きを置いてない(行政職員の中にデザイナーがいない)ところがどうかな、と思っているよ。同じビジョンでも、「いきいき・安心安全の○○市」で適当なイラストが掲載されていると全然伝わり方が違うんだよね。日本の良いところは総合計画が全分野を総括して作成されているとこかなあ。Stockholm2030は都市計画が中心だよね。
akiko 2012/08/04(Sat)10:19:41 edit
コメントありがとう
むしろ読んでくれてありがとう。でもまとめてみて私も改めて、都市計画昔からしっかりしてるんだよな、って思った。失敗と言われるものがあったとしても、それをその先にいかせるというのは、さすがだよね。日本もスローガン的なのをもっとフィジカルな部分にまでちゃんと落とせるといいのに、と思うよ。
でも、スウェーデンはまちおこし、とか人間臭いことは苦手だと思う。ワークショップはよく行われているけど、ちょっと雰囲気が違うと思うし。スウェーデンのいいとこは参考にしていきたいよね。
あっこ 2012/08/09(Thu)12:32:47 edit
面白かったです。
興味深く読まさせていただきました。やっぱりオーストラリアでなくてスウェーデンに大学院留学しておけばよかったかなぁとも思ってしまいました。笑

日本では、何をおいてもまずは金銭勘定が優先されますからね。ある意味で正しいんですが、面白さって観点は割愛される割合が強いと思います。

デザインのことは良く分かりませんが、ビルや道路の一部だけを映した写真を見ても、なぜかそれが日本のものかどうかってわかってしまうんですよね。 この現象ってなんなのでしょう。 ヨーロッパ調の建物であっても、なぜか日本って大体は分かってしまいます。。
nabe 2012/08/14(Tue)12:30:51 edit
感想ありがとうございます
nabeさん、
そう言ってもらえると嬉しいです。スウェーデン、こういう観点ではやはり進んでいると思いますよ。そう言う意味でこの国で勉強して生活できているのはよい経験だなと思っています。

日本になくてスウェーデンにあってこれからの日本に必要なものって何だろうなというのが最近の自分の中での疑問です。それがわかると、日本でやりたい事とかもっと具体的に出てくるのかなーと。その答えを見つけるのはそう簡単ではないのですけどね。
スウェーデンのここがすごい、とか日本のここがいまいちと言う様な事、これからもコメント頂けると私も参考になって嬉しいです!
あっこ 2012/08/20(Mon)07:21:42 edit
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[12/23 あっこ]
[12/21 higashi]
[12/18 あっこ]
[12/18 moder]
[12/17 kaori]
最新TB
プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
PR
忍者ブログ [PR]
sozai:Fine Template:hanamaru.