忍者ブログ
夢見ていたスウェーデンでの生活がついに始まりました
[437]  [436]  [435]  [434]  [433]  [432]  [431]  [430]  [429]  [428]  [427
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

1980年代にはミリオンプログラムの反省を生かし
新しいタイプの都市計画が考えられ始めました。

 
(Skarpnäck 
ファサードを意識した建築/街路樹があり人があるくスケールの道)



建築の素材やデザインにも変化が見られ、
画一的ではなくバリエーションを持たせ、
空間も非対称的な規則的ではない構成。
また図書館やカフェ、公共施設、緑空間、
公園等も積極的に併設されるように。
早さ、安さ重視から質へと感心が移って
行ったと言われています。


そして1990年代に入ると、新たな土地を
開発するのではなく、元工業地域や車両基地跡、
港の跡地の土地再利用計画、特にこういった場所の
多くが水運の便を考え水辺に多かったことから、
今は水辺の近くに住むということが人気になっています。

 
(Nacka saltsjö
元工場だった建物の再利用/スケールの小さな建物)


そういった地域は比較的都市中心部から近い
というメリットもあり、今は公共交通機関の整備や
自転車道の確保も同時に行われ、車がなくとも
生活できるような環境を整えることが重要視。
また、地域内の特徴としては、地域内では
車の立ち入りを制限し、人が歩きまわれるのに
よいスケールで作られていることが多いです。


(Årstadal
最近よく見られる水に面したアパート/親水エリアと奥のオフィス群)


建物もミリオンプログラムの時の反省から、
一つ一つことなるデザインが見られ、
ファサードやバルコニー、屋根の形状をみても
それぞれに特徴のあるものが増えています。

 
(Henriksdalshamnen
水辺に面したアパート/中庭)


ただ、建物自体にはいろいろな形や色が
使われ多様にはなっていますが
だいたいの雰囲気は似たものが多く
最近の住宅地もそれはそれで地域の特色
というものはないような気がするのですが…
そしてやはりこういう地域は高いので
なかなか簡単に買うわけにも行きません。
また、建築ラッシュと言われているにも
関わらず未だにストックホルムの
住宅不足問題は解決されていない
というのが現状のようです。
この記事にコメントする
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[12/23 あっこ]
[12/21 higashi]
[12/18 あっこ]
[12/18 moder]
[12/17 kaori]
最新TB
プロフィール
HN:
あっこ
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/01/11
職業:
ランドスケープアーキテクト
自己紹介:
ストックホルム工科大学(KTH)での2年間の留学を経て、ランドスケープアーキテクトとしてストックホルムにて働いています。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
PR
忍者ブログ [PR]
sozai:Fine Template:hanamaru.